私が普段ボードゲームで遊ぶ時間の中で、圧倒的割合を占めているのが「夫婦2人でボードゲーム」というシチュエーションです。
2人でも「~4人用/~5人用」のゲームを楽しんでプレイしていますが、いろいろ遊んでみて思うのは、2人でやるなら「2人専用ゲーム」が断然面白いということです。
「2人専用ゲーム」と言っても種類は様々。『〇〇2人用』『〇〇デュエル』『2人対戦版〇〇』(〇〇=ゲームタイトル)などの、“元は多人数用ゲームだったのを2人用に落とし込んだもの” もイイですが、気付いたのが、“初めから2人用としてデザインされたゲーム” がやっぱり面白い!ということです。
2人でボードゲームで遊びたいと思うことって、ボードゲームが趣味という方に限らずとも、結構あると思います。私も日々まだまだ面白い2人用ゲームを探している段階ですが、ひとまず、現時点での「オススメの2人用ボードゲーム」をピックアップしてみました。少しでも楽しさを共有できたら幸いです。
1 『聖杯サクセション』
数字カードを出す or 取るのたった2つの選択肢のなかで相手より高得点を得るには!?
超簡単ルールなのに、とっても奥が深いゲームです。
相手を上回るために、いま何をするべきか……タイミングの見極めが悩ましく、一手一手の濃密な駆け引きを味わえます。
やり込めばやり込むほどその魅力に気付いていって、病みつきに。
じっくり考えてもいいし、サクッとプレイしても楽しいです。
(プレイ時間:約15分)
2 『ジャイプル』
インドを舞台にした商人のゲーム。
市場で品物カード(ダイヤや金、スパイスなど)を集めて、タイミングを見計らって売却!
時にはラクダをうまく使って、有利に取引を進めます。
自分の手札/相手の手札/市場の状況を考えて、ギャンブルするもよし、最も損の出ない手を打つもよし。
程良い運要素があって一喜一憂できる良ゲームです。
(プレイ時間:20~30分)
3 『KERO(ケロ)』
『マッドマックス』的な世界観のなか、ヒャッホー!なノリでダイスをジャラジャラ振りまくるゲームです。
燃料が砂時計で表されたトラックが凄いです。
素早くダイスを振りつつ、同時に冷静さと戦略性も求められる。
ダイスの出目は運だけれど、プレイ次第で運を挽回できるところに醍醐味があります。
イラストもクールで、異色のオススメゲームです。
(プレイ時間:約40分)
4 『KLASK(クラスク)』
北欧フィンランドらしいおしゃれなデザイン。
部屋に置いてあるだけで満足度が高いゲームです(笑)
台の下のマグネットによって盤上のスティックを操作し、ボールを相手のゴールに入れるホッケーのようなゲーム。
ただ単にボールを打ち合うだけじゃなく、盤上の小さなマグネットがスティックに付いたらダメ、というルールが効いています。
やればやるほど上達していくのが楽しく、どんどん白熱。反射神経・動体視力も鍛えられます。
(プレイ時間:約10分)
↓ こんな感じのゲームです
夫婦で『クラスク』プレイ動画です。 pic.twitter.com/0OhujMWeqe
— d🐽d🐽 (@dodo8o) January 20, 2019
https://twitter.com/dodo8o/status/1086903622066102272
5 『アールライバルズ』
互いに同じ組み合わせの8枚のカードを持ち、1枚ずつ出してどっちが強いか勝負!
ジャンケン的な要素のゲームですが、カードそれぞれに特殊な効果があるのがポイント。
相手が次に何を出そうとしているかを読んで、こちらが勝てそうなカードを選ぶ。
たったそれだけなのに、「相手もこちらの手を読んでいるかもしれない」と考え出すと、簡単には選べません。
考え抜いたすえに出したカードが2人同じだったら大笑い。相手に裏をかかれた時も、悔しいのになぜかお互い大笑い。
シンプルで楽しいゲームです。
(プレイ時間:約5分)
6 『パッチワーク』
様々な形の布地タイルを獲得し、自分のキルトボードにきれいに配置していくゲームです。
最終的に、キルトボードをなるべく隙間なく埋められたプレイヤーが勝利に近づきます。
所持金と相談しながら、どの形のタイルを取るか、どう配置していくか…悩ましくも、どんどん完成していくボードを眺めるのが楽しいです。
世界最大のボードゲーム情報サイトBGG(BoardGameGeek)でも総合ランキング60位と、高い評価を受けているゲームです。
(プレイ時間:約30分)
7 『バトルライン』
場に並んだ9つのフラッグの前にカードを出していき、各フラッグを取るためにお互いカード3枚で「役」を作って戦うゲームです。
同じ色を揃えるとか、連続した数字を揃えるとか、いわゆるポーカーのようなもの。
先に5つのフラッグで相手よりいい役を作るか、横並びの3つのフラッグを押さえれば勝ち。
それゆえに、ただ役を作るだけでなく、どのフラッグにどの役を充てるか、相手の出方を窺いつつカードを切っていくところに考えどころがあります。
強力な特殊カードも入っており、展開を盛り上げます。
今回ご紹介したゲームの中では最も硬派な部類。ヒリつくような緊張感のあるゲームです。
(プレイ時間:約30分)
以上、今回は特にオススメのものを7つピックアップしてみました。
ぜひ遊んでみてください!