ツール・ド・フランス2020 第16・17ステージのメモ

いよいよ最終週スタート。まずはアルプス3連戦。

 

第16ステージは終盤に1級を越えたあとちょろっと3級に上ってゴール。

当然というべきか逃げが容認されて、ステージと総合の2つの争いに注目。

ステージの方は、アラフィリップが逃げに乗って頑張るが山で力尽きる。最後にアタックしたボーラのケムナがイネオスのカラパスを突き放して独走ゴール。

このケムナも、第13ステージで2位に負けた選手(1位はマルティネス)。ヒルシと同じようなパターンでの若手の勝利だった。

総合はユンボが盤石。ラストにポガチャルがアタックするが、ログリッチからタイムは奪えず、大きな動きなく終了。

ベルナルは調子が悪そうで、完全に圏外へ。

 

第17ステージは超級山岳2つのクイーンステージ。

ラストの峠はツール初登場で、距離21.5キロ、平均勾配7.8%、最大勾配は24%という、観る側にはよっしゃきたのステージ。ベルナルはDNS

逃げはダン・マーティンやアラフィリップ、ケムナ、カラパスらで形成されるが徐々に脱落していき、残ったのは前日2位のカラパス一人。

総合勢はこの日はバーレーンがグイグイ引いて、ランダのアタックを匂わせる。…が、最後の峠でランダ脱落!(脱力)

ウランとキンタナも遅れて、総合順位に動きがありそうな予感。カラパスが吸収されると、総合表彰台を狙えるアスタナのロペスがアタック。一旦はユンボのクスがチェックするが、すぐに引き離して独走でゴールを目指す。

大注目のログリッチvsポガチャルは、ポガチャルがやや苦しそう。それを見たログリッチがペースを上げ、差を広げていく。ポガチャルも歯を食いしばって追うが差は縮まらず、ロペス優勝、ログリッチ2位、17秒遅れでポガチャル3位という結果に。

ポガチャルが差を詰められれば第20ステージのTTでワンチャンス…というステージだったが、だいぶ厳しくなってきたかな? ポガチャルは強いけど、まだ体が山岳仕様の絞れ方ではないようにも見えるので、これからに期待。

ロペスが総合3位に浮上。

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