IKEAでボドゲ棚購入&コンコルディアとか
この前の休みは、友人に車を出してもらって(感謝!)朝からIKEAにボードゲーム用の棚を買いに。
事前に箱の大きさなどをきっちり測って、万全の態勢で臨む。
現地で実物を前に少し迷ったんだけど、奥行き40センチくらい(コンコルディアのサイズ)、高さは腰くらいまで、デザインとある程度の収納力などを考慮して、サイズの異なるカラックスを2つ購入。
単純にカタン箱だと約50個、中箱小箱合わせたウチのバランスでいくと、120個くらいは入りそう。
他にも食器を買ったりブラブラと。
たまに来ると楽しいね。
(朝はIKEAのレストラン、お昼は近くのパスタ屋さんで食べました)
買い物を済ませて帰ってきてもまだ2時。
帰宅して『フンギ』で遊ぶ妻と友人を置いてさっそく組み立て。
…組み立て時間、およそ50分で完成!
思っていたより良い造りで、これは満足。
(No image)
ちなみにウチは箱を立てずに積むスタイル。
こっちの方が中身がバラバラにならないし、痛みも少ない気がする。
完成後はみんなでゲームを棚に並べるフェイズを経て、『コンコルディア』で遊ぶ。
初めて3人で。
先日2人で遊んだ1回目はどうやるべきなのか摑めずなんとなくのプレイだったけど、少し分かってきた。
同時に面白さも分かってきた。
なるほど、得点要素はいろいろあるんだけど、全体で見たらとてもシンプルなのだな。
手札が充実してやりたいことが出来るようになってくると、とても楽しい。
(デッキ構築要素がこんなに強いとは思ってなかった)
そして終わりが近づくと、目的を完遂できるのかどうかという緊張感も増してきてドキドキ。でもキツ過ぎない感じがとてもいい。
ちゃんと相互干渉し合ってるんだけど、攻撃的でないところが素晴らしいね。
結果は、151対120対90で妻→友人→自分の順に。
面白いのが、それぞれのカード枚数が17枚、14枚、11枚で、点差がほぼカード枚数差×10点だったこと。
やはりカードを取っていかないとダメなのかな~。
また、プレイ後の感想戦の楽しさも、基本的なシンプルさゆえなのかもしれない。
マップと手札を眺めながらあーだこーだ言う時間は至福。
それと購入前、「誰が何点くらいなのか終わるまで分からないのがちょっと…」という評を見て少し気になっていたけど、大丈夫だった。カード購入枚数と家の建築数でだいたいの見当はつくので問題ない感じ。
早くまたやりたい。
お次は『コロレット』
これも接戦で楽しかった。
3人だと思うようにいかないことが多くて「くそー」となるんだけど、全然イヤな感じがしない。やっぱりカラフルなカードに気分も上がる良ゲーム。
…そんなこんなで気づくと夜7時。
朝から活動して疲れてきたので、夜も軽く外食にして解散。
ありがとう&お疲れさまでした。
この日はきれいに並ぶボードゲームに囲まれて眠りました。
~~~~~
そういえばこの前日、用事で我が家に立ち寄った友人と『ソクラテスラ』を初プレイ。
思った以上にゲーム性がちゃんとあって楽しめた。
名前の組み合わせは鉄板の面白さなんだけど、説明文の突拍子もない組み合わせがまた笑える。
これはみんな揃ったら改めてやりたいね。
ちなみに、ツイッターでたくさんのいいねを頂いた下の偉人は、妻の作品です。
ここにお詫びして訂正いたします。
早く帰りたい偉人。 pic.twitter.com/JSeLtPnUCR
— d🐽d🐽 (@dodo8o) March 23, 2019
/twitter.com/dodo8o/status/1109381937913716736
https://twitter.com/dodo8o/status/1109381937913716736
https://twitter.com/dodo8o/status/1109381937913716736
https://twitter.com/dodo8o/status/110938193791371↓ こっちは自分の。
夫婦ボドゲ23 at kurumari
美味しいオムライスが食べたい!
ということで、オムライスで有名な中野のボードゲーム&ダイニングバー「kurumari」に初めて行ってきました。
お腹を空かせてから食べようってことで、まずはゲームで遊ぶ。
初めは、ずっとやりたいと思っていた2人用ゲーム『クアルト』
要は五目並べとか○×ゲームの類いなんだけれど、4つの要素(コマの色・高さ・穴の有無・形)に気を配らないといけないのがとても刺激的。
うっかりしてると自分が成功しているのに気づかない。
数手先まで読んで出来るようになると俄然楽しくなるし、ヴァリアント・ルールの「列だけでなく四角で揃ってもいい」というのがスリリングで良かった。
お次は『ガブル』
これは何回か前のゲムマで買うかどうか迷っていたやつ。
それ以来気になっていたのを、やっとプレイすることができました。
これも面白かった!
店員さんのおっしゃっていた通り『バトルライン』的な感じ。
特殊効果のあるコマが主張しすぎず、でもピリリと効いていて、考えさせてくれる。
少し気になったのは「0」のコマ。0も数字面を見て上下がはっきり分かるようになっていたらな…とは思いました。相手が逆さに置いていると「あれが0だな」と分かってしまうので。(そのへんもブラフに使えばいいのかな?)
続いて『キツネのいたずら』
スリーブの中にカードを2枚入れるという変わったゲーム。
面白いシステムだけど、村人側は少し退屈かもしれない。
次はサクッと『ナインタイル』(写真撮り忘れ)
初めてやったけど、個人的なプレイ感は「平面ルービックキューブ」!
とりあえずお題の配置に近づけてから、一致しないところをあれやこれやと動かして揃えていく感じ。
苦手だけど楽しい。
しかしこれとか『ウボンゴ』とか、やたら強い妻…。
そしてお待ちかねのオムライスは「ごぼうポタージュオムライス」と、
「サグカレーオムライス」
包み込む玉子のモフモフ感…。まさに包まり(くるまり/kurumari)!
これは幸せの食感。
これだけのために行く価値があるね。
お酒もリーズナブル(ハイボールを頂きました)で、ボードゲームなしでも利用したいと思わせてくれるクオリティでした。
食後は『コリドール』
あまり戦略性を見いだせなかったのは、まだ理解が足りないだけなのかもしれない。
だいぶ経験が必要な気がした。
そして本日の締めは『キングドミノ』!
どのタイルを選ぶかで、次の手番順が決まる……
あぁ、これは面白いやつだ、とすぐに思った。
自分の土地を作っていくゲームにハズレなし。
家に欲しい!と思ったけど「まぁ落ち着け」と言われたので保留中。
~~~~~
というわけで対戦結果
・クアルト ✖△○
・ガブル ✖○○
・キツネのいたずら ○✖
・ナインタイル ✖✖
・コリドール ○○✖
・キングドミノ ✖
~~~~~
およそ3時間でしたが、とても楽しい時間を過ごせました。
夫婦ボドゲ22
対戦結果
・ロード・オブ・ザ・リング 対決 ✖○✖✖
・コロレット ○✖✖
・カタン ✖
・ラー ✖○
・フンギ ✖
・もっとホイップを! ✖
・ツォルキン ○
・ことりファイト! ✖
~~~~~
初プレイの『ロード・オブ・ザ・リング 対決』は、面白かったのでレビューを書きました。
はじめは旅の仲間でプレイして、あっけなく負け。
サウロン側だと簡単じゃんと思ったけど、サウロン側でも負けた。
↑ サウロン側でプレイして負けた時の図。双方死力を尽くした戦いのあと
駆け引き、読み合い、騙し合いを2人で楽しめて、とても良い買い物だった。
『コロレット』はシンプルなルールに惹かれて購入。
どこで身を引くか、相手に何を取らせるか、というあたりは『聖杯サクセション』に通じるところもある気がした。
場札をどんどん取っていく or 厳選して取っていく…どのような戦略が有効なのか模索中。
列ごとの最大枚数が違う2人用ルールも悪くない。
ある程度テキトーにプレイしてもそこそこ勝負になるので、お酒を飲みながらとかでもいいんじゃないでしょうか。知らんけど
今回もいい土地を確保して相手の出方を見つつ余裕十分に進めていけたけれど、あと2点というところで停滞。
その間に家をどんどん建てられてまさかの逆転負け。
騎士5枚引きが無駄。
まぁ、発展カードに頼るのは良くない手ではあった…。
続いて『ラー』初対戦。
これはとってもテンポがいい。2人だとサクサク。
まずは点数の伸び具合を確かめる感じでプレイして負け。
どのタイルを集めるのが有効か、一応メドを立ててプレイした2回目は勝ち。
これもクニツィア先生なんだけど、やっぱり流石…。
ラーを宣言するタイミングひとつで戦況が大きく変わるその面白さ、脱帽。
『フンギ』はだいぶ慣れてきた感。
手元にキノコがコレクションされていくのが、無条件に楽しい。
↑ このターンで採集できるキノコを表わす、足のカード。これが可愛いような、不気味なようなデザインでよい。
「出口のないキノコの森を延々とループするゲーム」との妻の評を聞くと、一気に怖いゲームになってきた。
『もっとホイップを!』
こういう極端な分け方もまた楽しい。
食べるのを完全に忘れてて負け。
相手は隠れてバクバク食っていた…。
毎回大接戦の『ツォルキン』
やっぱり技術の一番上の、資源1個で神殿1上げられるのは強い。それをやられてダメかなと思ったけど、相手のミスもあり2点差で勝ち。
最後、歯車2つ回されていたら負けだった。
我が溺愛ゲーム『ことりファイト!』は久々に対戦してもらえたけど、負け。
このゲームはしばらく負けないと思っていたんだけど…。
とはいえ最後の1枚の歯ぎしりしてしまうようなもどかしさ、やっぱり最高だわ。
今回はこんな感じでした。
ボードゲーム『ロード・オブ・ザ・リング:対決』レビュー
ライナー・クニツィア先生による2人用ゲーム『ロード・オブ・ザ・リング:対決』。
お店で見かけることはほとんどなかったのですが、偶然発見したので即購入、即プレイ、面白かったので即レビューです。
簡単にどんなゲームかというと、名前の通りトールキンの小説『指輪物語』を基にしており、旅の仲間側とサウロン側に分かれ、各陣営9人ずついる駒を動かして軍人将棋(=相手に自分の駒の正体が見えない)のようにして戦っていきます。
このゲーム、『指輪物語』や映画『ロード・オブ・ザ・リング』を知らない人にどの程度アピールするのか不明ですが、物語を知っていると面白さ激増です。
まず、勝利条件に感動。
お互いの勝利条件が違うのです。
旅の仲間側の勝利条件は「フロドがモルドールに到達すること」、サウロン側は「フロドを殺すか、ホビット庄に3人が到達すること」。
…めちゃくちゃ燃えませんか?
また、各キャラクターに戦闘力と特殊能力が付与されているのですが、それもかなり原作に沿ったものになっています。
例えばフロドは「戦闘力1」(弱い!)。
サムは「通常は戦闘力2だけど、フロドと同じマスにいる時は戦闘力5」(涙)。
他にも「旅の仲間側はモリア坑道を通って近道できる」けれど、そのエリアに「バルログが配されていた場合、即死」とか、最高すぎます。
とにかくリアルなのが、旅の仲間側とサウロン側の絶望的な戦力差。基本戦闘力に加え、戦闘中にプレイできる各陣営のカードも、サウロン側の方が強い。
↑ 旅の仲間側は強くてもガンダルフの「5」が最高なのに対し…
↓ サウロン側はケイブ・トロールの「9」が最高で、他に「5」も3人いる
だから旅の仲間側でプレイする時、明らかに不利な状況を、頭脳と9人の協力で乗り越えていかなければならない。このチャレンジングな設定がリアルな上に、ゲーム的にもとても面白い。
じゃあサウロン側だと簡単なのでは、と思うけれど、そこは天下のクニツィア先生。ちゃんと考えられています。
両陣営の戦力差を補う重要なポイントの一つが、我らがフロドの特殊能力「攻撃された時、側方に退却できる」です。
このゲームは、基本的に毎ターン1つの駒が1歩前進することしかできないのです。(そして同じマスに入ると戦闘)
↓ 特殊能力で決着がつかない場合は、続いてカードをプレイして勝敗を決する
なので例えばサウロン陣営の誰かがフロドのマスに入ってくると、フロドは横のマスに逃げる(逃げられないケースもあります)。するとその敵は次は前進しかできないので、横にいるフロドに対してそれ以上攻撃できない。フロドは前進し、モルドールに近づいていく。
このフロドの能力があるから、工夫次第でサウロン陣営に勝つ(モルドールに到達する)ことができる。フロドの能力に意味を持たせるがためのひし形のボードだったのですね(たぶん)。 凄い!
↓ 例えば下のようにフロド1人対3人という状況になっても、ここまで来ればモルドールに到達できる可能性が出てくる
これら特殊能力を考えた上での駒の初期配置が大事で、このへんの、初っ端からの読み合いが熱いです。
また、ここで詳しくは書きませんが、戦闘中のカードプレイもとても重要で、カードゲームとしての悩ましさもあるところがまた面白いのです。(私は『アールライバルズ』を想起しました)
ともあれ総括すると、
旅の仲間側は「戦闘力は低いけど、相討ちでもいいから敵を少しでも減らせばフロドの道が開ける」
サウロン側は「戦闘力は高いけど、一旦崩されると案外モロい」
このバランスが絶妙で、もう本当に、さすがクニツィア先生!と唸らずにはいられない。
紛うかたなき傑作だと思います。
*他のキャラクターが登場するヴァリアント・ルールも収録されていますが、それはまたの機会に…。
思考性 ★★★★★★★★☆☆
ジレンマ ★★★★★★★★☆☆
インタラクション ★★★★★★★★★★
ギャンブル性 ★★★★☆☆☆☆☆☆
運要素 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
テーマ ★★★★★★★★★★
コンポーネント ★★★★★★★☆☆☆
重さ ★★★★☆☆☆☆☆☆
総合評価 ★★★★★★★★★☆
BGG RATING:7.5/BGG RANK:284
↓ 手に入るのは英語版かドイツ語版のようです
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(駿河屋)
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