ツール・ド・フランス2020 第1ステージのメモ
新型コロナ感染拡大により2カ月遅れでツール開幕。この情勢のなか、よく開催までこぎ着けたなという印象で、自分はただの一ファンながらツールを誇りに思う。
そんな今年はニースからスタート。
初日はちょっと上りはありつつも基本平坦のスプリントステージ。
ゲストは安心のダバディさん。
スタート直前まで選手はマスクで、観客もほぼマスク。取材の人たちも大変そう。
レースは途中から大雨で路面ツルツル、落車大量発生。ツールの第1ステージはいつも何かしら起こるが、これはひどい。
2カ月前にスタートしていれば雨は降らなかった地域らしいので、ある意味これもコロナの影響。
マルちんがプロトンを安定させようと「抑えて抑えて」のジェスチャーを見せるもいまいち誰も見ていない。プロトンの番長が不在。貫禄のあるベテランがいない。このあたりも自分が最近のロードレースに少し物足りなさを感じている原因かもしれない。
その直後にアスタナが制止を振り切り(?)飛び出して落車。栗村さんの解説が笑っちゃいけないのかもしれないけど笑える。
スピードを落として安全走行の中でも落車は止まず。イネオス、ユンボの2強もアシストが落車で怪我。
残り20キロを切ったあたりからようやくレースらしくなってくる。
しかし残り3キロでまたもや落車。ピノが巻き込まれてこれは最悪。ピノの表情が気の毒なほど暗い。
とはいえ最後のスプリントはやっぱり迫力。ベネットやサガンなど有力どころの右側からスルスルと抜け出してきたのはまさかのベテランおっさんクリストフ! これは熱い。カッコイイ片手ガッツポーズを連発してマイヨ・ジョーヌおめでとう。
イタリア&ヨーロッパチャンピオンのニッツォーロも伸びていたが、最後は挟まれて勝負にならず。
ゴール後、ロットのデゲンコルブが落車からのタイムアウト、そしてジルベールも膝骨折が判明して第2ステージDNSの報。活躍を期待していた個性的なベテラン勢が初日で消えてしまうのは残念で仕方がない。
…が、それでもツールが楽しいのはよく知っている。
これから3週間、欠かさず観ていくつもり。
↓ ニースに合わせてプロヴァンスのロゼを準備して楽しんだ。