夫婦ボドゲ57~トワイライト・ストラグル第一印象編~

夫婦2人で遊ぶボードゲームの対戦記録、その57。

2人専用ゲームの超大物を導入しました。

天下鳴動  ○

61対13で圧勝。出直してきてください。f:id:dodo-argento:20200504113000j:image

チケット・トゥ・ライド 北欧  ○✖

1戦目、ルート数は欲張りせず、最長路線27点を終盤に狙って一気に終わらせて勝ち。106対82。
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2戦目、ルート数を欲張って全部完成せずに負け。13対120。
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???  ○○

とあるゲームを家にあるコマで代用して遊んでみる。

やっぱりちゃんとした製品が欲しくなってきた。以前からずっと気にはなっていたんだけど。
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イマジナリウム  ✖

すごく楽しいのに苦手。

前から言ってるけど、注文書を達成すれば得点になる系のゲームはダメだな。

指図されたくないというか…。
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注文書を無視して好きなように開発してたらそりゃ勝てない。
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キャントストップ  ✖

ピロス  ✖

この2つは2人でBGAを使ってオンライン対戦。

キャントストップはダイスを使ったチキンレース系ゲーム。堅実に伸びていく奥さんに追いつけずに負け。

初めて遊んだけど手軽にできて面白いと思った。

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ピロスは『クアルト』や『コリドール』と同じシリーズのパズル系ゲーム。実物を触ってこそのゲームなので物足りなく感じた。

トワイライト・ストラグル  ✖✖✖○

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最近は家にいることが多いので、2人専用の重量級ゲーム『トワイライト・ストラグル』を購入。初めてのウォーゲームだ。

買うべきは『ラプトル』か『ロストシティ』か『タルギ』か…と悩んでいたけど一気に跳躍してここにたどり着いた(笑)

テーマは冷戦。アメリカ対ソ連。史実通りのイベントや人物がたくさん登場してワクワクするやつ。

プレイヤーは全世界マップを舞台に、各国への影響力を競って覇権を狙う。
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ゲームは交互にカードを1枚ずつプレイしていくことで進行する。

手番では基本的に、カード文面のイベントを発動させるか、カード左上の数字(作戦ポイント)分のアクション(作戦)を行うかの2択。カードドリブンというシステムらしい。
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とりあえず状況に応じてどっちを選択するかがとても悩ましかった。しかもイベントには「相手に有利な強制発動イベント」があって、これが非常に厄介。どのタイミングでどのカードを使うべきか、情勢を見ながら被害を最小限に食い止めるべく、また大きな影響力を与えられるようにプレイしていく。

何度かやってみて思ったのは、少しのミスが致命的になりかねないということ。これが大国同士の冷戦の緊張感!
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↑ たとえばこの「OPEC」というカードをソ連側が使った場合、イベントとして発動させると文面の通り最大7VPになる。しかしイベント発動させずに左上の数字「3」として使うと、マップ上の国に自陣営の影響力を与えたり、相手の影響力を減らしたり(不安定化工作、クーデター)することができる。(反対にアメリカ側が使うとソ連にVPが入る。詳しくは書かないけど)

とにかく多種多様なカードをうまく操って世界を手中に収めようというゲーム。(ざっくり)
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↓ デフコン・レベルという、核戦争までのカウントダウン要素もあり。これを1にしてしまうと即座に敗北。

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↓ こちらはターン記録トラックと宇宙開発段階トラック。ゲームは序盤戦・中盤戦・終盤戦(全10ターン)に分かれており、ゲームが進むと新たなカードが登場する仕組みになっている。カードの内訳を憶えて、どの段階で勝負をかけるかというのも重要になってきそう。ちなみに序盤戦はソ連側に有利なカードが多く入っているので、アメリカはまずは耐えることになる。

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↑ 宇宙開発はカードを1枚消費することで実行できる。世界情勢に大きな影響は与えないけど、相手に有利なカードを発動させずに捨てることができたりと、いろいろメリットはある。アメリカはもちろんNASA

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↑ こちらは勝利点(VP)トラック。真ん中の0から始まって、両者で綱引きしていくスタイル。20点に到達すると勝ち。

この綱引きシステムがとても気に入った。現在の力関係が一発で分かるし、それに応じて最適な手札を切っていく様がまさに政治の駆け引きっぽい。

少しの犠牲も大局的に見れば意味がある…みたいな庶民感覚とはかけ離れた判断が必要とされるのも、非日常的でよい。

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購入して一気に4戦、すべてアメリカ担当でやって4戦目でようやく初勝利。

4戦目は初めて最後の第10ターンまで進んで、約7時間で決着。慣れればもっと早く終わるだろうけど、相当スタミナを消費した。

3戦目までは持ちこたえても中盤戦までだっただけに、やっぱり序盤はソ連有利。アメリカが優勢な欧州をなんとか守りつつ、耐えて耐えてギリギリで勝てた感じ。

最終的にアメリカ側に2VP寄っているだけだったから、どこかでひとつ間違えたら負けていたと思う。

以下に記録として、勝った時の各地域の勢力図を貼っておく。各国の左のマスがアメリカ、右がソ連の影響力。

↓ まずは南米。アルゼンチンが熱かった。
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↓ 中米は一進一退。キューバがずっとロシア支配下だったのがやはり苦しい。キューバ危機とかケネディ暗殺とか、史実に基づいたイベントばかりなので勉強にもなるし、何とか歴史を変えてやろう!と燃えるね。
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↓ 欧州。こちらはアメリカがほぼ制圧。ちなみに、欧州を完全に制圧すると即アメリカが勝利する。
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↓ 中東。範囲は狭いけどめっちゃ重要。さすが中東。
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↓ アフリカ。今回はあまり大きな影響のなかったエリア。
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↓ アジア/東南アジア。序盤に特に重要な地域。北朝鮮とオーストラリアだけはお互いに最後まで動くことはなかった。
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…と、こんな感じでとりあえず遊んでみた。

買う前は1度遊んで終わりになってしまうかも…と少し思っていたけど、夢中になってしまった。

5戦目の次はソ連でやってみるつもり。相手には序盤のアメリカの苦しさを味わってもらう。

まだまだ使っていないイベントもあるし(カードは全部で110枚)、文字通り戦争という名のゲームをしばらく楽しんでみたいと思う。

amazon駿河屋のリンクを貼ったけど、自分はヨドバシで買いました…)

シミュレーションゲームトワイライトストラグル 冷戦 1945~1989 日本語版 (Twilight Struggle)


というところで今回はここまで!

モイモイ!