夫婦ボドゲ55
夫婦2人で遊ぶボードゲームの対戦記録、その55。
『テラフォーミング・マーズ』の全拡張を筆頭にいろいろ届いたので、今回はそれらのお試し(でも真剣な)プレイが中心。
- こねこばくはつ ✖✖✖✖✖○-✖
- クアルト ✖○
- 遥かなる喜望峰 ✖
- グリュックス ○
- 聖杯サクセション ✖
- ナーガラージャ ✖○
- テラフォーミング・マーズ
- 宝石の煌き ○
- The Blood of an Englishman △△△△
- ボーナンザ デュエル ✖○✖
- ブルゴーニュ ✖✖
- ガブル レモネード ○
- ラマ -
- チケット・トゥ・ライド 北欧 ✖
- イマジナリウム ✖
こねこばくはつ ✖✖✖✖✖○-✖
なぜか勝てなくなってきた。
とはいえ何度やっても「爆発処理した時にばくはつカードを山札の任意の場所に戻せる」というのがたまらん。背徳的…!
↓ こっちも気にはなっている…。
クアルト ✖○
1戦目、あっけなく詰んで負け。
2戦目、かなり考えて久しぶりに勝ち。いまだセオリー見えてこず。
遥かなる喜望峰 ✖
久々に出してきた。
これとても面白くて好きなんだけど、なかなか遊んでもらえない。
以前も言ったけど、2人用ルールもとても気に入ってる。
ダミー船を戦略的に利用する点はちょっとアブストラクト(?)風味。
(↓ 駿河屋)
グリュックス ○
他のゲームで負け続けているので仕方なくこれを広げた。
そして圧倒した(誇) ワハハハ
聖杯サクセション ✖
最近調子良かったんだけど、たった1つのミスで崩壊。
とても後悔している。
ナーガラージャ ✖○
『KERO』と同じ版元 Hurrican から出ている2人用ゲームを我が家にお迎え。相変らず内箱がピッタリで気持ちよく収まってくれる。
お互いの個人ボードが神殿の内部を表していて、そこを探検して奥にある遺物を手に入れていくゲーム。
初めは神殿は真っ暗なんだけど、いろんな種類の部屋タイルを獲得して配置することによって徐々に内部に道が繫がっていく。
ラウンドごとに1枚オープンされる部屋タイルを3種あるダイスの出目によって奪い合うのがメインで、特徴的なのはそのダイスが4面(つまり棒)ということ。
部屋タイルを獲得する他に特殊なアクションを可能にするダイスもあって、どのダイスを何本振るかをカードプレイによって選択していく。
このあたり、『KERO』に通じるものがあるね。
遺物は神殿に9つあって、個人ボードの周囲に裏向きで配置されている。
部屋タイルの配置によって道が繫がったらそれをオープン! オモテには点数が書かれており、先に25点集めたら勝利。ただし遺物の中には「3つオープンしたら即死」ってのもあって、その辺り探検っぽくてドキドキする。
珍しいタイプの2人用なので、毎日のボドゲのアクセントに重宝しそう。
テラフォーミング・マーズ
キックしていた拡張フルセットが届いたので、今回からそれらを入れてプレイをしております。
「プレリュード」と「ヘラス&エリシウム」はすでに持っていたので、その2つは入れた状態で、新しく加わった「ヴィーナス・ネクスト」「コロニーズ」「ターモイル(動乱)」の全組み合わせを試す形。
ちなみにセットに付いてきたプレイヤーボードは、もちろんオリジナルのよりはいいけど、実用性では自作のマグネット式の方が上かもしれない。
このボードでも肘が触れるとズレてしまうので…。
ヴィーナス・ネクスト ✖
…というわけでまずは1戦目「ヴィーナス・ネクスト」。マップはノーマル。
金星ボードと新たな企業、たくさんのカードが追加に。さらに称号と褒賞も1つずつ加わっている。
金星のパラメータを上げるとTRが上昇する。ただ、金星の開発は終了条件には影響しない(上げ切っていなくても通常通りにゲームは終わる)。
感想は、「シンプルに金星が増えただけ」。これまでのテラフォーミング・マーズそのままに、カードがぐんと増えてゲームが拡大。システムに大きな変化はないけど新しいカードをたくさん使えるのは新鮮だった(そのカード運要素はある)。TRがどんどん上がって何でもできるようになっていくのは、やや大味だけど楽しい。
しかし結果は安定の負け。初めてということもあって、すごく時間がかかった。
コロニーズ
2戦目は「コロニーズ」。マップはノーマル。
これは友人と3人で遊んだので、○✖はナシ。
「コロニーズ」は火星以外の5つの天体に自分の宇宙船を飛ばし、その天体で産出される資源を獲得できる拡張。
これは効果が明瞭。しかもゲーム毎にランダムに5つの天体を選んで組み合わせることができる。世界観を壊すことなくユニークかつ、親しみやすい拡張だと思った。
基本ゲームをそのまま拡大した「ヴィーナス・ネクスト」とは違う形でテラフォ・ワールドの広がりを味わえるあたり、かなり好きかも。
ターモイル ✖
3戦目は「ターモイル(動乱)」。マップはノーマル。
「ターモイル」は議会要素が追加される拡張。
議会には6つの政党があり、自チームの代議員を任意の政党に送り込んで議席数をコントロールしていく。そして議会への影響力の大きさによってラウンド毎に様々な恩恵を受けられたり、逆にマイナスの効果が発生したり、第一党の党首から議長になるとTRを得られたりする。
常に情勢を見極めつつどの政党に議員を送り込むかを判断していくわけだけど、初めはけっこう処理が面倒くさい。そしてその割に大きな効果はない。
だからと言って塵も積もれば…なので、疎かにすることもできない。特に長時間の展開になるとジワジワと効いてくる。
さらにこの拡張には、全員無条件にラウンド毎に「TRをマイナス1する」というガッデムな要素がある。これは苦しい…お金が貯まらない。
とにかく一筋縄ではいかない拡張となっており、好き嫌いが分かれそう。テラフォーミング・M(マゾ)にはオススメだ。
自分は今のところ悪くないと思っている。面倒くさいけど。
コロニーズ&ターモイル ○
4戦目、「コロニーズ」&「ターモイル」。マップはノーマル。
まだ2つの相性を詳しく語れるレベルではないけれど、内向きな拡張と外向きな拡張の組み合わせで、プレイヤーの「開発企業らしさ」はグッと向上しており、さらにどっぷりとこの世界に浸れるという印象。
勝ったから写真も多め。
ヴィーナス・ネクスト&コロニーズ ✖
5戦目、「コロニーズ」&「ヴィーナス・ネクスト」。マップはヘラス。
「ヴィーナス・ネクスト」関係のカード運もあり、一度引き離されて主導権を握られると厳しかった。
コロニーを序盤からうまく利用できれば違ったかもしれないけど。
まぁでも、褒賞を3つとも押さえられている時点で無理か…。
ヴィーナス・ネクスト&ターモイル ✖
6戦目、「ヴィーナス・ネクスト」&「ターモイル」。マップはヘラス。
ボードの置き場に困る組み合わせ(笑)
この2つは効果の大小の差が結構あるので相性は微妙かも。いずれにせよヴィーナス系のカードがどの程度やってくるかに左右される気はする。
「ヴィーナス・ネクスト」は基本セットの運要素をそのまま引き継いでいるので(もちろん運だけで勝敗が決まるわけではないけど)、ハマれば楽しそう、そうでなければ不満が溜まりやすい(ような気がする)。
全拡張入り ✖
7戦目、ついに全拡張入り。マップはヘラス。
↓ 終了時のテーブルの様子。壮観。
プレイ時間約6時間。濃密なテラフォーミング体験だった。終わるとぐったり。
やっぱり全部入れるといろいろと大変。出来ることが増えるし、処理に時間はかかるし…。
でもそれも含めて「全部味わっている!」という満足感が勝った。
火星は海洋予定地を除いてすべて埋まり、開発しつくした感がある。
「ヴィーナス・ネクスト」単体時と同様に最終盤は大味になるけど、あらゆる要素を利用して1点でも稼いでいくところに熾烈さがあって、だらける感じはなかった。
結果は178対187で負け。粘りに粘ってこの点差。一歩及ばなかったのが非常に悔しい。
めちゃくちゃ面倒で疲れるけど、「全部入れ」良かった!!
宝石の煌き ○
↑ 宇宙開発企業と宝石商との差が激しい。
ゲームってこれでいいじゃんというシンプルさに心が洗われる。
連勝決めた。
The Blood of an Englishman △△△△
2人専用のカードゲーム。タイトルの直訳は「イングランド人の血」。
イギリスの童話『ジャックと豆の木』をテーマにしたゲームで、タイトルは巨人の城に隠れているジャックの存在に、巨人が「イングランド人であるジャックの血の匂い」を嗅ぎつけて気づく場面から。
プレイヤーは「ジャック役」と「巨人役」に分かれ、異なる勝利条件で戦う。
ジャックの勝利条件は「豆の木を3回登ってお宝を3種類集めること」、巨人は「ジャックを捕まえること」。さらに、可能なアクションもお互い全然違うところがこのゲームの独特なところ。
カードの内訳は、「豆の木カード:数字1~9×4枚」と「巨人カード:4種×2枚」「お宝カード:3種×2枚」の計50枚。
ゲームは50枚をランダムに10枚×5列に並べた状態でスタート。
ルールは簡単で、写真のように場に5列に並んだカードを、ジャックは「法則に従って移動させるか、獲得する」、巨人は「法則に従って移動させるか、廃棄する」ことができる。(詳細は省くけど移動の法則もお互い異なる。例:ジャックは任意の列の最後尾のカード1枚を最前列に移動できる/巨人は任意の列の手前のカード4枚を別の列に移動できる…等)
そして、ジャックがカードを獲得していき「豆の木カードを指定の枚数集めて豆の木を完成させ、お宝を3種獲得」、もしくは巨人が「巨人カードを指定通りに並べ替えるか、ジャックの豆の木完成を阻止」すれば決着。
最初の2戦は巨人でプレイ。そしたらむちゃくちゃ難しい。巨人はジャックのカード獲得の邪魔をしつつカードの並べ替えを目指すんだけど、あっという間にジャックに豆の木を完成させられて負け。
あ、書き忘れてたけど決定的なことがあって、「ジャックは1ターンに3アクションできるが、巨人は1アクションしかできない」。これがツラい。ほんとにあっという間に、なす術なくやられてしまう。
3戦目はジャックでやってみたら、やはり難なく勝ち。
これは「いかにして巨人でジャックを倒すか」というゲームなのか? と思いつつ4戦目を巨人で。
今度は初めて「カードの廃棄」を積極的にやってみたら、終盤までもつれ込むいい勝負に。
なるほど、こうやって戦えばいいのかと少し分かってきた。今度はもう少し上手くできそう。
とりあえず巨人の難易度が高いので、対戦成績は「巨人で何回勝てたか」を記録していこうかな。今回は2人とも失敗したので△△△△で。
ボーナンザ デュエル ✖○✖
『ボーナンザ』の2人用を購入。
ボーナンザの「交渉」要素を2人用にうまく落とし込んである印象。
むしろこっちの方が好きなくらい。
違う種類の豆を植えられたり、指示通りに植えるとボーナスをもらえるカードがあったりして、本家ボーナンザよりのびのび楽しめると思った。
ブルゴーニュ ✖✖
やってきました『ブルゴーニュ』の新版。
作りに賛否あるようだけど確かに箱はペラい。そのくせ中身はズッシリなので、いつかビリッと裂けてしまいそうで心配だ…。
ボードの濃いデザインは嫌いじゃない。濃厚な赤ワインって感じ。
で、初めてプレイしたわけだけど、なるほど名作ですな!
ダイスを振る、タイルを獲得する、タイルを配置する、タイルの効果と勝利点を得る…という一連の要素に余計なところがない。すべて密接にリンクしていて流れるようにゲームが進み、そしてビシッと終わる。
終始ゲームに身を任せていられるような、そんな心地のよさがある。
これはいいわ。
ガブル レモネード ○
奥さんは苦手だからやりたくないと言ったけど、勝ちたいのでやった。そして圧倒した。
改めてプレイすると、簡単なのにハラハラドキドキ、やっぱりとても面白い!
ギャンブル要素が自分に合うんだろうな、と分析。
ラマ -
2人でラマ。
これは…… 2人では全然面白くない……。だから途中でやめてしまった…。
4人で遊ぶと一変して面白いんだけどね。
チケット・トゥ・ライド 北欧 ✖
あー!出来てると思ってた路線が繫がってなかった!!…というチケライあるあるも響いて負け。
しかしこの北欧版では、27点の区間がかなりデカい。ここが高確率で勝敗に影響する気がする。
イマジナリウム ✖
友人の置きゲーを2人でプレイ。
苦手にもかかわらず好きなゲーム。あまり話題になっていないのはなぜだろう。
カードに描かれている内容が一見分かりづらくてとっつき難い印象だけど、理解してしまえば簡単。
スチームパンクの世界に飛び込めるアートワークはワクワクするし、コンポーネントも豪華。
この世界に没頭してひたすら拡大再生産を目指すゲームなんだけど、そこが好きな点であり物足りなさを感じる点でもある。
なぜかというと、ゲームが唐突に終わるから…。(衝立の裏で誰かが20点に達したら終了)
そりゃ相手の得点をカウントしとけばいいって話ではあるけど、こっちは機械を使ってリソースの生産に集中しているから、そんなの数えてない! もっと生産したい!…といつも思う。波に乗ってきたところで終わってしまうのが残念…!
勝利のために自分好みの生産という楽しさを捨てなければいけないのが、個人的に鬱憤が溜まるところ。
25点くらいまで待ってくれてもいいのに…。
というところで今回はおしまい。
新しくお迎えした作品はどれも独自の面白さがあって、これからのお付き合いが楽しみになった。もっとやり込んでいきたい。
モイモイ!