夫婦ボドゲ31(初『ヘブン&エール』2人プレイ編)

今回は『ヘブン&エール』の第一印象がメインの対戦記録です。


・花火  17点

・ゴール  ✖✖

・コンプリカ  ○○

・グリュックス  ○

・キャバレーフォーカード  ✖

・ヘブン&エール  ✖✖


まずは『花火』

相変わらずギリギリだけど、17点で記録更新。しかし結構運に左右されるかなぁ…。

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お次は『ゴール』

これはライナー・クニツィア先生の『ダイス・トランプゲーム集』に載っていたトランプゲーム。

ハゲタカのえじき』のように手札を出し合っていき、その勝敗によってコマを相手の陣地に押し入れていく。

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シンプルだけど良い。「エースが絵札より強い」というルールが効いている。

ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集

ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集

 

同じくクニツィア先生の著書から『コンプリカ』

(『グリュックス』のチップとボードを使用)

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コマがどんどん動いていく四目並べゲーム。よく考えられていてこれも面白い。流石。


そして本物の『グリュックス』は緊迫の展開を凌ぎ切って前回から3連勝。

気持ちいい。
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『キャバレーフォーカード』は今回はダメ。
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だんだん、初期手札を見た段階で「これは厳しいな…」というのが分かるようになってきた。


そして今回のメイン、『ヘブン&エール』

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アークライトから日本語版が発売になったので早速入手し、2人で遊んでみました。

まだ何にも分かっていない状態での第一印象は、難しい!

ルールは比較的シンプルなんだけど、いい点を取るのが難しい。

 

基本的には ↓ のメインボードに置かれた資源類を早い者勝ちで取り合って(購入して)…

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 ↓ この個人ボード(荘園)にうまく配置していくゲーム。

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なのだけど、とにかくお金が足りない。始まって4手番くらいで所持金ゼロとか…。

ルール間違ってない? ラウンド毎の収入フェイズは? と思って確認しましたが、そんなものはないようです。

で、そんななか頑張って資源を手に入れても、資源の種類、場所をよく考えずに漠然と配置していくだけでは有効に働いてくれず、まったく点が伸びない(=ビールができない)最悪0点で終わる可能性もある。

 

ただそのぶん、ビール造りの苦労を疑似体験できると言ってもいいのかもしれません。

いろんな材料を準備し、仕込み、発酵させ……という実際のビール造りにおいても素人がやればビールにならないわけで、そんな甘いもんじゃない、子供の飲み物じゃないぜというリアル。

この大変さが、少量でもビールを完成させた時の喜びにつながっている気がします。

 

↓ ちなみに個人ボード左の縦列がビールの各原材料の進行具合を表すトラックで、これが実際の製造工程に則したものになっている。下から大麦(麦芽を砕き)、水(と混ぜて麦汁ができ)、ホップ(を投入して煮沸)、酵母(を加えて発酵させる)。

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このトラックをどんどん上がっていくと、ようやく樽詰め(↓ 下写真の、1~の数字が書かれた横列)することができる。

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ここまで辿り着けた時が嬉しい。

苦労の末にようやく樽詰めできた時の、達成感というか安心感というか。

各原材料だけでなく、この「樽(木材)」も相応の量を自分で準備しなければならないのだから、ビール造りは大変で、それゆえにやりがいがある。

曲がりなりにも形になってくれると、報われた感じがします。

 

買ってから2戦やって、結果は「12対31」「14対29」と2戦ともダブルスコアの完敗。(最終得点計算の方法が独特で、そこは面白いっちゃ面白いし、意味不明といったら意味不明)

↓ これが1戦目を終えた時の自分の荘園の様子。だいぶ改善しないといけない模様。

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もっと上手にビールを造るためにどうするべきか?という研究欲のようなものを刺激されるゲームでした。

 

2人プレイのその他の感想としてはまず、全3ラウンドしかなく、ビールを完成させて熟成させるにはとても短い(3人だと4ラウンド、4人だと6ラウンド)ということ。

資源を手に入れて、ようやく資金も潤沢になり始めてビール造りが軌道に乗ってきた!というあたりで終わる。

この「あとちょっと…!」な感じ、個人的には嫌いじゃないです。(これは3人・4人プレイでも同じくらいかもしれません)

早い者勝ちでの資源の取り合いの面白さは、圧倒的に多人数の方が威力を発揮しそうですね。

2人だとインタラクション少なめで、ややソロプレイ感が強かったです。取るか取られるかという緊張感は最終ラウンドの最後の方のみでした。もっとお互い慣れてきて、序盤からどの資源が欲しいとか判断できるようになると変わってくるのかもしれませんが。
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あと、若干セッティングが面倒。特に樽の大小を組み合わせて置く作業。

また資源は裏向けに積み重ねて置いておくとあるけど、適当な袋に入れてそこから引いて並べていくというやり方でもいいかなと思ったりしました。

 

ともかく、早く3人、4人でのビール造り合戦をやってみたいところです。


駿河屋↓

 

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ではまた次回。